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Duncan Designed Part5

とりあえず、Tokai Silverstar改マグナスターのHR-101配線が完了したので、次のステップに行きたいと思う。Yamaha Pacifica 721DHは塗装も剥げてきているのでドナドナも無いだろうから、自分仕様に改造して好みに仕上げていくことにする。そのため、Duncan DesignedのHR101と同時に入手したHB103(だろうと思われるもの)をリアにマウントしたいと思う。

【ピックアップ】
まず正体を確認したい。スタンダードな見た目のDuncan Designedって言ったら3種類しか無い。

http://www.seymourduncan.com/blog/product-news/duncan-designed-pickups

刻印・印刷が無いためピックアップ特定が出来ないなら抵抗値を測るしかないのだが、Duncan Designedには公開情報が無い。となると、元ネタピックアップと同等のコイルを巻いているだろうと想定して、何者か判断するしかないのだろう。

Seymour Duncanのトーンチャート
http://www.espguitars.co.jp/seymourduncan/pickup/tonechart.html

HB-101→SH-1(Alnico5,8.2k)
HB-102→SH-4(Alnico5,16.6k)
HB-103→SH-6(Ceramic,16.6k)

ちなみにシングルサイズハムHR-101は以下らしい。
HR-101→SHR-1(Ceramic,16.6k)
兎に角、Duncanは抵抗値16.6kが好きらしい。

問題のハムは、抵抗値を測って16kか8kのどっちかに近いんだろうけど、16kだとHB-102かHB-103となってしまう。どっちでも良いかw。多分、違いは磁石だけで、HB-103の方がセラミックマグネットだから高音がヤンチャに出る方なんだろう。
でも、HR-101と同じ検体からバラされて売ってたパーツだし、どう考えてもHR-101とのセットじゃ出力バランスが悪すぎるから、HB-101というのはあり得ない。
更に言えば、HB-102ってJeff Beckのレスポール用だったワケで、HR-101とセットになって売ってるワケが無い。
となると実測する意味が無いな。測定や~めた。こいつはHB-103と認定するwww。

【Pacificaの配線】
次に検体であるPacificaの仕様。うちの色はアンバー...琥珀色っていうんですかね。
http://brochures.yokochou.com/guitar-and-amp/yamaha/1998/jp_05.html

こいつの仕様をテキストにしておこう。
ーーーここから---
PACIFICA 721DH(PAC 721DH) \75,000(税抜き)
BODY:Alder
NECK:Maple(Bolt on)
FINGER BORDE:Rosewood,24F,350R
BRIDGE:Rockin' Magic-ProIII
PICKUPS:"LIVE-GH3B(AlnicoV)"×2,"LIVE-GS5B(AlnicoV)"×1
CONTROLS:Master Volume,Master Tone,5P-Selector SW(Bi-Sound System)
SCALE:648mm
HARDWARE:Gold
FINISH:AM(アンバー),MGB(マジェンタバースト),AQM(アクアマリン)SPECIAL
GRAPHIC:Quilted Maple(High Definition)
"HD" FINISH for PACIFICA 721DH
"HD(High Definition)フィニッシュ"とは、リアルウッド・ボディの表面に、最高級キルテッド・メイプルの木目を高精度で転写するヤマハのニュー・メソッド。ボディ塗装膜よりはるかに薄いミクロ単位のインク膜で処理するため、ボディの鳴りやサウンドを損なうことなく、エッジの曲面部分なども自然でリアルな仕上がりです。
ーーーここまで---

というような感じ。「5P-Selector SW(Bi-Sound System)」というのが曲者?で、ようはセンターとのミックス時にフロント・リアのハムバッキングが自動的(強制的)にタップされる配線なんですね。これが少し独特ですかね。Ibanezに多いSteve Vai先生でお馴染みの配線ですね。

http://pop-guitars.com/brog/?p=515

Pacifica実機のハムから出ている線の色を見てみたら、赤・白・網線の3本なんです。網線はグランドなのは間違いないので、上記サイトのホット側を生かす配線っぽいんですよねぇ。なのでPU交換の配線自体は、Duncanの黒=Yamahaの赤、赤白=白、網線+緑=網線って感じで多分良いのでしょう。Pacificaはマグナスターとの棲み分けを考え、タップスイッチ増設はしない。使う見込みもない機能のためにボディに穴開けたくないしね。

Duncanの配線材の色
https://espguitars.co.jp/customer/assy/seymourduncan_assy.html

あぁ、そういえばキャビティ内のポットは小さいヤツだったなぁ。これって、結構前に梅沢で格安ゲットしたポットが、スペアパーツに使えそうだと気付きましたよ。

【Pacificaのピックアップ・ブリッジ】
Yamaha Rockin' Magic-ProIIIですが、1弦と6弦のブリッジ部での弦間ピッチが実測が概ね52.5mm。つまり、弦間ピッチが10.5mmだろうと思われる。10.8mmだろうと思いこんでいただけに驚いた。そうか、Tokai Silver Star(弦間ピッチ10.8mm)が若干広く感じたのは、気のせいじゃなかったんだ。最初はTokaiが11.3mmだと思っていたのだが、そこがそもそも勘違いだったワケですね。うちには11.3mmのギターなんぞ無かったワケですね。

じゃぁ、Duncan Designed HB-103(っぽいもの)はトレムバッカー仕様のハズとなると、こいつは10.8mm弦間ピッチなんじゃないかろうか?と思って実測してみたら、こいつも1弦と6弦の間が52.5mmっぽい。ん?トレムバッカー仕様ってFenderのリア11.3mm弦間ピッチorGibsonのリア10.8mmに合わせたものじゃなかったのか?と思ったのですが、どうも違うようです。というか、トレムバッカー仕様じゃないヤツって一体弦間ピッチはナンボなんだろう。

http://soundinn.seesaa.net/article/31035760.html
~抜粋~
たとえばDimarzioのFスペースだと1弦と6弦のポールピースの間隔が51mmで、ノーマルだと48mmなわけです。Duncanだと、トレムバッカーが52.6mm、ノーマルが49mmです。
~抜粋おわり~

ええ~~、基本な話なのに色々目から鱗落ちまくりっすよ。というワケで、Pacifica 721DHにトレムバッカーのリアハムがぴったりサイズという事が判明。というか、今ついてる純正ピックアップがいわゆるノーマルサイ(49mm)っぽくて狭いよw。更に言えば、Yamaha Rockin' Magic-ProIIIは弦間ピッチ10.5mmなので、普通のFROYDROSE(弦間ピッチ10.8mm)に載せ替えるとハイフレットで弦落ちの可能性があるかも。

というワケで、721DHにHB-103を載せるのに不安が払拭されました。ピックアップ固定用の足の間隔は同一だったので、3点留めから2点留めになるだけだ。とか思っていたんだけど、ダイレクトマウントって、ピックアップの裏に固いスポンジを貼ってネジで絞めこむんです。で、ピックアップのコイル部の厚さがYamahoの3/4がDuncan Designedだった。スポンジを従来より厚めにしなければならない。スポンジはホームセンターで昔買ったもの(20年前にマグナ号オーディオボード自作時に買ったものw)の余りを使いまわした。で、ネジは手持ちじゃ長すぎたのでPacificaのネジを流用し何とかマウント出来た。

で、配線は想定通りやってみたけど、配線が微妙に違ってた。多分、以下なのだろう。

Duncanの黒=Yamahaの赤、赤白=白、網線+緑=網線
→ハーフトーン時にリアピックアップのフロント側が鳴る。(今の状態)
Duncanの緑=Yamahaの赤、赤白=白、網線+黒=網線
→ハーフトーン時にリアピックアップのリア側が鳴る。(純正相当)

ダイレクトマウントだからキャビティが狭いので作業がしんどいし、特にノイズが気になるワケでもないし...こんな感じで実用上困らないので良しとしたが、暇が出来た時に黒と緑を入れ替えてみようと思う。というワケで、こいつの作業は1.5時間ほどでした。

出た音は、ずいぶんブライトなサウンドになりました。「やれー!やっちまえ~!」って背中押されるような気がしたw。コイルの厚さがYamahaのハムの3/4くらいの厚さだったから、高音が出そうだが出力が低めかな?と思った。予想通り、ハイゲイン?で歪みすぎというのは無く、音の重心が上に移動したと思う。一言でいえば、じゃじゃ馬じゃないけど派手な音でした。
Pacifica721DH with HB-103 1708

今回、2台のギター改造をしたのだが、Duncanの傾向として、セラミックマグネットのやつは意外にコイル巻数は控えめにして高音劣化を抑えてヌケ重視にしているのかもしれないと思った。DiMarzioがウォームな音に寄ってるのに対し、DuncanはFenderのシングル風味を残したいと思っているのかもしれないですね。たまたまかもしれないけど、そんな印象でした。今回入手したDuncan Designedはアタリだったかも。結構お得だったと思う。
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